“不祥事”反省…橋本壮市V2で世界切符確実「いい見本になる生活、柔道をする」
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「柔道・全日本選抜体重別選手権」(7日、福岡国際センター)
世界選手権(9月、バクー)代表選考会を兼ねて行われ、男子73キロ級決勝は17年世界王者の橋本壮市(26)=パーク24=が、五輪メダリストの海老沼匡(28)=パーク24=に優勢勝ちで2連覇した。リオデジャネイロ五輪金メダルの大野将平(旭化成)との直接対決は実現しなかったが、2年連続の世界代表を確実にした。
“不祥事”から再起を図る男が激戦区を制した。2月に国立スポーツ科学センターの宿泊施設に無断で知人を招き入れたことが発覚し、規約違反を理由に強化指定ランク降格などの処分を受けた。日本男子の井上康生監督からは大会前に「しっかり反省して、もう一度畳に上がって恩返ししろ」と言われた。
優勝後の取材では「色んな方に大変ご迷惑をおかけした。僕は柔道しかできないので、勝って恩返しするしかない」と反省しきり。今後に向けて「行動もしっかり考えて、子供たちのいい見本になるような生活、柔道をしていきたい」と信頼回復を誓った。