パワハラ告発状B氏が実名登場 第三者委員会聴取には応じない意向示す

 女子レスリング伊調馨を巡るパワハラ問題で、内閣府に提出した告発状でB氏とされたバルセロナ五輪レスリング男子フリースタイル62kg級日本代表の安達巧氏が8日、TBS系「あさチャン」の電話取材に実名で対応。協会が設定する第三者委員会の聴取には応じない意向を示した。

 番組では、伊調を巡るパワハラ問題について特集したが、その中で、安達氏が実名で取材に応じた音声も流された。安達氏は、伊調のコーチを務めた田南部力氏と代理人の弁護士が内閣府に提出した告発状で「B氏」とされていた人物だ。

 安達氏は、告発状に協力した理由について「なぜ成績を出して協会に一番貢献している子に、そういう仕打ちをするんだろうか。結局、私たちが協会に言っても、内輪もめで終わってしまう話なので」と説明。レスリング協会ではなく内閣府に告発状を出した理由を明かした。

 安達氏は、今後予定されている第三者委員会の聞き取り調査については応じるつもりはないと明言。「倫理委員会の人はみんなレスリング協会の人ですよね?その人達が、第三者委員会に依頼しますよね?結局その依頼者が僕たちの言葉を聞くわけですよね?そうすると調査された人に報告書を出すのはおかしくないですか?」。

 倫理委員会5人のうち4人は協会幹部。その倫理委員会が第三者委員会の報告をとりまとめ、レスリング協会に報告するという流れでは、真実がもみ消される恐れがあると指摘した。

 安達氏は伊調についても「彼女は協会ではなく、第三者が聞きたいと言うことであればちゃんと事実を話しますと言うことを言っていた」と、安達氏と同じ思いであると代弁していた。

 なお、五輪と世界選手権のレスリング男子フリースタイル62kg級日本代表は、1985~89年までが伊調にパワハラをしたと告発されている栄和人・日本レスリング協会強化本部長で、90~92年が安達氏。全日本選手権では86、88、89年が栄氏1位、安達氏2位。91年が栄氏2位、安達氏3位。92年が安達氏1位、栄氏2位。2人は日体大の先輩と後輩という関係でもある。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス