レスリング協会、練習妨害を否定 伊調選手のパワハラ告発で
女子レスリングで五輪4連覇を果たし、国民栄誉賞も贈られた伊調馨選手が、日本レスリング協会の栄和人強化本部長からパワーハラスメントを繰り返し受けたとして、レスリング関係者が内閣府の公益認定等委員会に告発状を出した問題で、協会は1日、「当協会が伊調選手の練習環境を不当に妨げ、制限した事実はない」などとする文書を発表した。
告発状は、栄氏が伊調選手のコーチを務める強化委員の男性に指導をやめるよう命じ、従わなかった男性に「言うことを聞かなければ出ていけ」などと脅したほか、同選手が練習場所としていた警視庁の施設に出入りできないよう圧力をかけたとしている。




