設楽悠太、16年ぶりマラソン日本新記録 東京マラソンで2時間6分11秒の2位

 「東京マラソン2018」(25日、都庁前~東京駅前)

 20年東京五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」出場権と、18年ジャカルタアジア大会代表選考会を兼ねて行われ、設楽悠太(26)=ホンダ=が日本人トップの2時間6分11秒(速報値)で2位に入り、高岡寿成が2002年にシカゴマラソンで樹立した日本最高記録の2時間6分16秒を16年ぶりに更新した。

 日本勢男子は井上大仁(25)=MHPS=も、2時間7分を切る2時間6分54秒の好タイムで5位となった。ディクソン・チュンバ(ケニア)2時間5分30秒で2014年に続いて2度目の優勝を飾った。2度目のマラソンとなった神野大地(コニカミノルタ)は2時間10分18秒で18位だった。

 東京五輪代表に向けてMGCへの出場切符もつかんだ設楽は、「今回は記録よりも勝つ事を意識していた。総合1位は獲れなかったが日本人1位でうれしいです。前は見えていたんですが、あれが僕の限界でした」と振り返り、日本記録については「僕もそんなに正直、狙ってはいなかった。2時間9分以内を目標にしていた」と謙虚に話していた。

 MGCは19年9月以降に開催予定の選考会で、男女3枠の内2枠を決める。残る1枠は19年冬から春の主要選考会で、派遣設定記録(19年5月に発表予定)を突破した選手で記録最上位を選出する。

 MGCは17-18、18-19シーズンの主要選考会で規定の日本人順位、記録を突破した選手に出場権が与えられる。男子は福岡国際、東京、びわ湖毎日、別府大分毎日、北海道がGCシリーズに指定されており、今大会までに大迫傑(ナイキ・オレゴン・プロジェクト)らが出場権を得ている。

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