瀬戸大也、メディア出演再考も「トレーニング割合高めたい」 コーチから忠告
「競泳・東京都選手権」(27日、東京辰巳国際水泳場)
男子400メートル個人メドレー決勝で、リオデジャネイロ五輪銅メダルの瀬戸大也(23)=ANA=が4分13秒93で優勝した。今季初の長水路(50メートル)のレースで「4分10秒」を目標にしていたものの、平凡な記録でフィニッシュ。「思っていたよりタイムが出なくてショック」と首をかしげた。
ただ、冬場のトレーニング期間を経て、まだ“レース仕様”の体になっておらず、「体のキレがなくてキツかったが、逆にトレーニングをしっかり積めている証拠」とポジティブに捉えた。
昨年から社会人スイマーとなり、練習のオフの日を利用してメディアに出演する機会も増えた。多い時には週に2回。一方、昔から指導を受ける梅原孝之コーチからは「メディアに出過ぎじゃないか」とクギを刺されたという。
瀬戸は「水泳を広めたいし、メディアに出るのはいい気分転換になるが、疲れも出る。今までも練習に集中はしていたけど、メディア出演の分をケアに当てれば次の日のトレーニングに生かせる。結婚もして私生活も充実しているが、もっとトレーニングの割合を高めたい」。最終目標である東京五輪の金メダルを見据え、背筋を伸ばした。