阿部一二三、人生初の1人海外へ出発「不安より楽しみ」

 柔道男子66キロ級世界選手権金メダリストの阿部一二三(20)=日体大=が10日、1人で欧州合宿に参加するため、羽田空港からオーストリアに出発した。一緒に帯同する日本人はおらず、人生初の1人旅となるが、「不安はたくさんあるけど楽しみの方が大きい」と期待に胸を膨らませた。

 今回はオーストリアで行われる国際合宿に1週間、その後ドイツの代表合宿に2週間参加予定。日本選手団としてチームで遠征する場合は仲間に頼ることも多いが、柔道の練習相手を探したり、食事や洗濯などの生活面も1人でこなす必要に迫られる。

 成人式を終えたばかりの若武者は「身の回りのことをアドバイスしてくれる人はいない」と不安も口にしつつ、「今よりも一回りも二回りも成長できると思う」と断言。「帰国時にどこまで(自分が)変わっているか楽しみ。知ってる選手もいるので、コミュニケーションをしっかり取りながら、私生活でも楽しくやりたい」と決意を口にした。

 昨夏の世界選手権で優勝し、同12月のグランドスラム東京大会も制したため、今年の世界選手権(バクー)の代表に内定。4月の全日本選抜体重別選手権(福岡)に参加する必要がないため、「世界選手権までしっかり調整できる。(海外選手の)情報をしっかり引き出して吸収したい」と力を込めた。

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