往路V4逃す青学大、復路でエース下田を投入へ 原監督「30秒ぐらいは想定内」

2着でゴールする青学大・竹石尚人=神奈川県・芦ノ湖(撮影・中田匡峻)
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 「箱根駅伝 往路」(2日、大手町~神奈川県箱根町芦ノ湖駐車場)

 総合4連覇の懸かる青学大は、5時間29分05秒で2位となり、往路4連覇は逃した。東洋大が5時間28分29秒で往路優勝。36秒差で復路に臨む青学大の原晋監督(50)は、補欠に置いておいたエース下田裕太(4年)の8区投入を明言。逆転での総合4連覇へ、自信をみなぎらせた。

 今大会のテーマは「ハーモニー大作戦」。往路優勝へ、順調な旋律を奏でていた青学大だったが、最後の最後にわずかな“ノイズ”が走った。好調なペースを刻んでいた竹石尚人(2年)が先頭まで1分差を切った16キロ過ぎに両足のふくらはぎと、太もも裏がつり、一時立ち止まり、足を伸ばした。その後も懸命に東洋大を追ったが、19キロ過ぎに再びストップ。トップとの差はわずか36秒差だけに、悔しいアクシデントとなった。

 ただ、原監督の顔に悲壮感はなかった。「負けは負け。悔しい」としながらも「ワンオクターブ外れたけど、観客が気づかない程度だと思う。最後はヒヤヒヤしたけど、よく走ってくれた。30秒ぐらいの負けは想定内」と、キッパリ言い放った。

 それだけ復路の布陣に自信がある。6区には1年から走っている山下りのスペシャリスト小野田勇次(3年)が控えており、「30秒差をひっくり返して、逆に30秒差をつけてくれる」と、明言。さらに補欠においていたエース下田裕太(4年)の8区投入を宣言した。「8区で勝負をつける。9、10区はこれまでみたいにピクニックランにする」と、ヴィクトリーロードを思い描いた。

 現在のハーモニー指数は「90パーセント」。復路に向け「チューニングする。最後の微調整だね」と、華々しいフィナーレを予告した。

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