相撲協会の理事処分 過去には…双羽黒失踪、大麻問題、八百長問題など

 大相撲の元横綱日馬富士(33)による暴行事件で、日本相撲協会は28日、東京都墨田区の両国国技館で臨時理事会を開き、貴乃花親方(45)=元横綱=に対し理事解任を決議した。

 日本相撲協会の理事が処分などを受けたことは、過去の不祥事でもあった。1987年に失踪して廃業した双羽黒を横綱に推挙した責任で、当時の理事に3カ月間の減俸が下された。

 96年には貴乃花親方の父親の二子山親方(元大関貴ノ花)が年寄名跡購入のため贈与された3億円を一時所得として申告せず、追徴課税された問題で巡業部長職を解任され、6カ月間の減俸処分となった。

 弟子の不祥事で理事職を追われた親方もいる。2008年に起こった大麻問題では、逮捕された幕内若ノ鵬の師匠間垣親方(元横綱2代目若乃花)が現役理事初となる辞任を余儀なくされた。さらに、尿検査で大麻に陽性反応が出て相撲協会を解雇された十両白露山の師匠北の湖理事長(元横綱)が、理事長職を任期途中で引責辞任した。

 11年の八百長問題では弟子が関わった北の湖、九重(元横綱千代の富士)、陸奥(元大関霧島)の3理事にいずれも退任勧告があり、理事を辞任した。

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