報徳学園105点圧勝発進 花園で初の大台!次戦Bシード御所実戦へ弾み

 「全国高校ラグビー・1回戦、報徳学園105-0富山第一」(27日、花園ラグビー場)

 開幕して1回戦8試合が行われ、報徳学園(兵庫)が同校最多得点となる105-0で富山第一を下し、御所実(奈良)との次戦に弾みをつけた。日川(山梨)は城東(徳島)に47-7と快勝。流通経大柏(千葉)は107-0の大差で倉吉東(鳥取)を下した。28日は1回戦の残り11試合が行われる。初優勝を狙う京都成章や東福岡、東海大仰星(大阪第2)などシード校は30日の2回戦から登場し、決勝は来年1月8日に行われる。

 バックス陣が縦横無尽に駆け回る。軽快なステップと、パスワークでも相手を翻弄(ほんろう)した。報徳学園が同校の大会最多得点となる105点を奪取。大会初日に最高のスタートを切った。

 試合開始直後に主導権を握った。主将のCTB江藤良(3年)が前半4分に先制トライを決めると、10分までに4トライ。その後も攻撃の手を緩めずに合計15トライを決めた。江藤は「バックスから盛り上げていこうと言っていたのでいいつながりだった」と声を弾ませた。

 FB雲山はゴールキック全15本を成功。前回大会の1回戦・郡山北工(福島)で記録した88点を更新し、“大台”を超えた。守備陣も兵庫大会から5試合連続無失点。西條裕朗監督(54)も「0点で勝てたのは大きい」と手応えをつかんだ様子だった。

 次戦はBシードの強豪・御所実と対戦する。第77回大会以来20大会ぶりの対戦で、前回は23-12で勝利している。今のチームは練習試合を含めて初対戦となるが、西條監督は「あの試合もシビアな試合だった。今回も我慢比べでしょう」と表情を引き締めた。

 3年生はウエート好きで、強豪にも当たり負けない体を作ってきた。江藤は「一番しんどい時に体を張って、逃げずに正面から当たりに行って勝ちたい」。シード校を破り、成長の跡を示す。

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