樋口新葉、落選に涙「倍返しの始まり」とつぶやく 世界選手権は代表に

 「フィギュアスケート・全日本選手権」(24日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)

 日本スケート連盟は24日、平昌五輪代表を発表し、男子は、宇野昌磨(しょうま、20)=トヨタ自動車、田中刑事(けいじ、23)=倉敷芸術科学大大学院、羽生結弦(23)=ANA=の3人、女子は宮原知子(さとこ、19)=関大、坂本花織(17)=シスメックス=の2人が選ばれた。

 女子の2枠目を坂本と争った樋口新葉(16)=東京・日本橋女学館高=は、初の五輪出場を逃し、無言で会場を去った。自身のツイッターでは「何があっても明日は必ずやってくるし、諦めなかったらいつかいいことあるって信じてこの先どんな辛いことがあっても、今日のことがあったから頑張れるって思えるようにこれから倍返しの始まりだ。大変だ、だけど四年もかけてじっくりじっくり煮込むからきっと美味しくなるね」とつぶやいた。

 また、樋口を子供の頃から指導する岡島功治コーチは「(連盟から落選を知らされた時は)つらい顔だった。下を向いて聞いていた」と明かした。同コーチが五輪落選に触れず「世界選手権が決まったねと言うと、そこから大泣きになった。悔しかったんでしょう」とまな弟子の思いを代弁していた。

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