2枚の五輪切符懸けた女の戦い SP4位以下からの逆転Vなし 真凜ら3位以内必須

本田真凜(左)らとともに公式練習で調整する樋口新葉=武蔵野の森総合スポーツプラザ(撮影・高部洋祐)
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 「フィギュアスケート・全日本選手権」(21日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)

 平昌五輪代表最終選考会を兼ねる大一番がいよいよ開幕する。2枠を争う女子はショートプログラムは21日に行われる。現状ではGPシリーズ上位6人だけが出場できるGPファイナルに出場した宮原知子(19)=関大=と、樋口新葉(16)=日本橋女学館高=が多くの選考要件を満たしており、優位に立つ。

 スケートアメリカで合計点210点を超え、宮原に次ぐ2位に入った坂本花織(17)=シスメックス=は、今大会で優位に立つ2人を上回り、どれだけインパクトを残せるかが鍵となる。

 GPシリーズで振るわなかった四大陸女王の三原舞依(18)=シスメックス=、16年世界ジュニア女王の本田真凜(16)=関大高=、本郷理華(21)=邦和スポーツクラブ=、白岩優奈(16)=関大KFSC=は、事実上、逆転五輪切符へは優勝がノルマとなる。

 全日本が現在の採点方式となった04年大会以降の過去13大会で、優勝者はSP1位での逃げ切りが計5度、SP2位以下からの逆転は計8度ある。ただ、4位以下からの逆転はなく、04年の安藤美姫のSP3位からの逆転が最高だ。優勝条件の4人は、SPで3位までにつけることが夢舞台への必須条件となりそうだ。

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