初マラソンの浅田真央さん 母との思い出の地で完走
「ホノルル・マラソン」(10日、ホノルル)
約2万6千人が参加して行われ、フィギュアスケート元世界選手権女王の浅田真央さん(27)が初マラソンを4時間34分13秒で完走した。日本勢の最高は男子が谷本啓剛(ウェリントン・スコティシュ)の7位で2時間29分7秒、女子は吉冨博子(メモリード)の5位で2時間40分13秒。男子はローレンス・チェロノが2時間8分27秒、女子はブリジット・コスゲイ(ともにケニア)が2時間22分15秒のともに大会新記録で2連覇した。
浅田さんは最後に右手でガッツポーズをしてゴールした。初マラソンは15キロ以降に膝が痛くなったり、体が重くなったりしたが「完走できてほっとしています。80点の出来」と笑顔を見せた。ハワイは母匡子さんが亡くなる前年の10年バンクーバー五輪で銀メダルを獲得後、家族で1週間過ごした思い出の地。それ以来のハワイで「走る姿を母も見てくれたと思う」と言葉に心を込めた。