紀平がSP自己ベスト66・82点で4位 フリーでISU公認初の3A-3Tに挑戦

SPで演技する紀平梨花=日本ガイシホール(撮影・高部洋祐)
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 「フィギュアスケート・GPファイナル」(7日、日本ガイシホール)

 ジュニア女子ショートプログラム(SP)が行われ、全日本ジュニア女王の紀平梨花(15)=関大KFSC=は、自己ベストを0・04点更新する66・82点で4位発進となった。

 SP「カンフーピアノ」の力強く曲調にのり、躍動感溢れる演技を披露。3つのジャンプもほぼ完ぺきに決め、リンクサイドに戻ると、浜田コーチとハイタッチ。「去年より緊張感がなくて、ジャンプ1つ1つを丁寧に跳ぶことができた」と、笑顔が浮かんだ。

 9日のフリーでは成功させれば、国際スケート連盟(ISU)公認大会では史上初となるトリプルアクセル-3回転トーループの連続ジャンプに挑む予定。また、予定している2本のトリプルアクセルに成功すれば、ISU公認大会では、バンクーバー五輪銀メダリストの浅田真央さん以来の快挙だ。「明日、明後日の練習でしっかり確認して、リラックスしながら集中して決められるようにしたい」と、意気込んだ。

 首位とは約6・5点差。紀平以外の5人はロシア勢という孤軍奮闘の戦いだが「大会前は頑張らなきゃと思っていたけど、今は目の前にいるけど、意識はしないで自分の演技に集中できている」と、キッパリ。「表彰台、優勝を狙っていきたい」。偉業の懸かる大技で、メダルを狙う。

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