【ローザンヌ(スイス)共同】国際オリンピック委員会(IOC)は5日、スイスのローザンヌで理事会を開き、国主導でドーピングの組織的不正があったとしてロシア・オリンピック委員会(ROC)を資格停止とし、来年2月の平昌冬季五輪から同国選手団を除外することを決めた。一方で厳しい条件をクリアして潔白を証明した選手は「ロシアからの五輪選手」として個人資格で参加を容認した。国旗や国歌の使用は認めない。
厳しい処分に対し、ボイコットの声も出ていたロシア側の反発が予想される。ROCは12日にも同国選手が五輪に参加するかどうかを決める見通し。