スノボ男子大麻使用選手復帰OK…でも平昌はNO!本人は五輪出場希望も特例設けず

 全日本スキー連盟は4日、都内で理事会を開き、米国遠征中に大麻を使用したとして、昨年4月に競技者登録の無期限停止処分を下した当時未成年の男子スノーボード選手の処分解除を決定した。ただ、強化指定選手復帰の特例は設けない方針で、本人が希望していた来年2月の平昌五輪出場は絶望的となった。

 同選手は国際大会入賞などの実績のある元日本代表選手。処分後、スキー連盟は更生プログラムを課していたが、今年1月に離脱し、プロ大会に出場したことで処分継続となっていた。平昌五輪出場を目指して登録復帰を希望。10月の理事会で謝罪し、同月からボランティアなどの更生プログラムに復帰し、第三者委員会からの推薦を得た。

 ただ、平昌五輪出場へは、競技者登録後、強化指定をされた上でW杯に出場し、8位以内に入るなど連盟の派遣基準をクリアする必要がある。皆川賢太郎競技本部長(40)は「ルールに則る。現段階で競技本部としてはシーズン途中に強化指定に入れる特例は作らない」と、明言した。

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