伊藤亜由子がスピードスケートショートトラック1000M優勝「心臓バクバクでした」

 「スピードスケートショートトラック・全日本選抜選手権」(26日、神戸市立ポートアイランドスポーツセンター)

 男女各2種目が行われ、女子は今年3月の世界選手権3000メートルリレー銅メダリストで3大会連続の五輪出場を目指す伊藤亜由子(31)=トヨタ自動車=が1000メートルで優勝。12月16日に開幕する平昌五輪代表最終選考会の全日本選手権(名古屋)に向けて弾みをつけた。また、女子総合は菊池萌水(25)=稲門ク=が2年連続2度目の優勝を飾った。

 4度の全日本選手権Vを誇る女王が崖っぷちからはい上がった。1000メートル決勝、伊藤は最終コーナーでトップを滑る菊池萌をインから抜こうとしたが妨害されて転倒。尻もちをつきながらゴールすると、菊池萌に反則が課されて優勝となった。「インを切り込めるようになったのは収穫」と笑った。

 初日の前日は1500メートル、500メートルで転倒して総合31位。最終日で29位以内に入らなければ、平昌五輪へと続く全日本選手権の出場権を失うところだった。予選、準々決勝と転倒だけは避けたいレースで1位通過。「このまま終われば応援してくれたみんなに申し訳ない。心臓バクバクでした」と振り返った。

 今大会はワールドカップ(W杯)に出場した6人が不参加。五輪代表は5人で、全日本選手権を含む3大会で選考するポイントは9月の2大会で不振だったことで、現時点で8位と厳しいが「(1枠ある)推薦枠はポイントは関係ない。いかに短距離でアピールできるか。(全日本選手権の総合優勝を)取る気でいきます。4回じゃキリが悪い」。簡単には終われない。

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