宇野昌磨 GPファイナルへ「正常に戻りたい」 2位も“異常”だった仏杯から帰国

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ・フランス杯の男子で2位に入り、3年連続のGPファイナル(12月7日開幕、名古屋)進出を決めた宇野昌磨(19)=トヨタ自動車=が21日、中部国際空港に帰国した。SP、フリーで合計3度転倒するなどミスが相次ぎ、自分の中では“異常”と感じた今大会。自己分析で自身と向き合い、好調を取り戻す。

 今月初旬にインフルエンザに感染し、練習不足だったことも不調の一因に「含まれているんじゃないかな」と話した宇野だが、「スタミナが関係ないところや単発でも跳べる気がしないという状態。正確には(原因が)分からない」とぽつり。「練習して、今の状況を把握して、正常に戻りたい」と語気を強めた。納得いくまで練習することで自身の状態を見極め、改善策を模索する。

 GPファイナルは過去2年連続3位で、今年は地元・名古屋で開催される。日本のシニア男子唯一の出場となるが「自分の満足いくパフォーマンスが出来るようにいい練習をしたい」と軌道修正して臨むつもりだ。

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