横綱鶴竜、九州場所出場を明言 今年は5場所中4場所休場
大相撲の秋巡業は29日、広島県福山市で打ち上げられ、右足首の負傷などで秋場所を全休した横綱鶴竜(32)=井筒=が九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)出場を「もちろんです」と明言した。患部に関し「稽古して徐々に固さも取れてきた」と動き、強度に不安はなし。
25日に及ぶ巡業は「最後に疲れてきた」と苦笑いするが、フル参戦できたことが収穫。3場所連続休場中で今年は5場所中4場所を休場した。師匠の井筒親方(元関脇逆鉾)は次の出場場所で結果を残せなければ引退を示唆している。
進退のかかる九州場所ながら、昨年は優勝を果たした験(げん)の良さもある。「本場所に入って流れをつかむのが大事」と本番を見据えた。