真凜、GPシリーズ初戦へ出発「ワクワク」

スケートカナダへの出発前に取材に応じるフィギュアスケート女子の本田真凜=21日午前、大阪空港
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 フィギュアスケート女子で今季シニアデビューした本田真凜(16)=大阪・関大高=が21日、自身のGPシリーズ初戦となるスケートカナダ(27日~29日、レジャイナ)出場のため伊丹空港から出発した。米国で最終調整を経てカナダ入りし、中国杯(11月3日~5日、北京)まで2連戦となる。

 早朝の出発に「眠いです」と目をこすった真凜だが「初めての大きなシニアの試合。昨夜は男子の放送(羽生結弦らが出場するロシア杯)を見てワクワクした」と気合は十分。「2連戦になるので4つのプログラムを1つのセットとして気持ちを切らさないようにしたい」と集中力を高めた。

 今季初戦のUSインターナショナルクラシックを制したが、今月7日のジャパンオープン(さいたまスーパーアリーナ)では6人中5位に終わり、世界レベルを痛感した。今戦から新ショートプログラム(SP)「ザ・ギビング」を採用し、ジャンプ構成も変更する予定。「SPはルッツからのコンビネーションにしたい」と、これまで3回転フリップ-3回転トーループだった連続ジャンプを3回転ルッツ-3回転トーループに変えて基礎点アップを目指す。

 「ジャパンオープンでは久しぶりに悔しい気持ちになった。この気持ちを大切にしたい」と練習に明け暮れた2週間。夢の平昌五輪出場へ結果が問われる2戦を前に「しっかり練習できた。自信はあります」と力強く言い切った。

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