モーグル堀島行真 “王者のエア構成”に自信
フリースタイルスキー・モーグルの世界王者の堀島行真(19)=中京大=が12日、ナショナルチームのスイス合宿を終えて成田空港に帰国した。
同合宿では雪上で本格的な通し練習も行い、昨季断念したダブルフルツイスト(伸身後方1回宙返り2回ひねり)と、コーク1080(斜め3回転)のエア構成を入念に取り組んだ。昨季外したダブルフルツイストについては「ランディング(着地)からこぶに入っていくのもかなり確率が良くなってきている。去年は60パーセントだったので、今年は80から90パーセントになってる」と、手応えを滲ませた。
同構成はW杯総合6連覇、世界選手権V5の“絶対王者”ミカエル・キングスベリーと同じ。今年3月の世界選手権ではスピードで金星を挙げたが、平昌五輪に向けてエアでも対抗していく。「一緒の練習場だったけど、ミック(キングスベリー)もスピードが上がっている。まだレベルが違うけど、超えていけるようにしたい」と、来年の頂上決戦を見据えた。