奥原“絶対女王”目指す 沙保里級の強さへ「進化続ける」

 バドミントンの世界選手権女子シングルスで日本勢初の金メダルを獲得し、全5種目を通じて日本勢40年ぶりの頂点に立った奥原希望(日本ユニシス)が29日、英国から羽田空港に帰国した。準々決勝以降、すべてフルゲームを制しての戴冠に「実感がない。本当に世界女王になったのかってちょっと疑問」とはにかみつつ、充実感を漂わせた。

 大会後には「勝って当たり前、負けて驚かれる選手になりたい」と発言。思い描くのはレスリングの“霊長類最強女子”コンビ、吉田沙保里、伊調馨のような絶対女王だ。「競技として違うかもしれないけど、ああいう選手が本当に強い選手。ここがゴールじゃない。3年後の東京五輪まで進化を続けていく」と拳を握った。

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