【羽生・一問一答】“再演”の決意と挑戦「またと思わせない演技を」

りりしい表情から一転、時折笑顔をのぞかせる羽生結弦
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 フィギュアスケートソチ五輪男子金メダリストの羽生結弦(22)=ANA=が8日(日本時間9日)、拠点とするカナダのトロントで練習を公開した。ショートプログラム(SP)は14-15、15-16年と2季使用した「バラード第1番」、フリーは15-16年に使用した「SEIMEI」で挑む。ともに“再演”となるが、五輪連覇を狙うプログラムへの決意と挑戦への思いを語った。

 以下、一問一答。

 -プログラムは。

 「SPは夏のアイスショーでやったとおりショパンの『バラード第1番』。フリーは『SEIMEI』をもう1回やろうと思っています。経緯としては、『SEIMEI』を2015-16年シーズンにやって、いい演技ができたときからこのプログラムを五輪シーズンにもう1回使いたいと決めていたので。ほとんど迷いなくフリーは決めました。SPに関しては少し(迷いも)あったかもしれないけど、フリーは最初から、昨シーズンに入る前から『SEIMEI』を使おうと決めていたので。今季に向けて温めておいた感じ」

 -新たな挑戦となる部分は。

 「後半に4回転3本の構成でやっている。だから計5本かな。実際に国別対抗戦(4月)で、前半のジャンプが1回転になってしまったけど、後半3回(4回転を)入れることに手応えを感じているし、試合でできたからこその自信もある。ブライアン(・オーサーコーチ)と相談はしたけど、僕にとっては何も躊躇(ちゅうちょ)することなく(後半に)3本入れるよという感じでした」

 -ジャンプ以外でブラッシュアップしたポイントは。

 「より、自分がどう見せたいか、この曲をどう演じたいか、どう感じているかを深められるようになってきている。バラード(第1番)は3回目で、何回も聞き込んだ上でどういう風にこの曲を演じようか、どういう風にジャンプを跳ぼうかというところまで含めて練習している段階なので。またこれかって思うかもしれないけど、試合で見たときに『また』って思わせないような演技にしたい」

 -8月9日(現地は8日)は平昌五輪半年前。五輪への思いは。

 「もちろん連覇したい気持ちはあります。今(自分の口から)連覇という言葉が出たとおり、ソチ五輪で優勝したという過去の縛りみたいなものはあるんだと思います。ただ自分の感覚としては、過去があるからこそいま、こうやって練習してきて、今季前半から合わせられるようにと思ってやってきているので。まず健康でけがなく、自分が実力を精いっぱい出せる状況で代表に選ばれることが大事。選ばれたら金メダルを狙って頑張りたいです」

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