“日の丸ラストラン”川内 ロンドン難コースを一笑に付す「もっと酷いのある」

世界選手権開幕前に会見した左から中本、川内、井上、安藤、重友、清田=ロンドン市内
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 英国・ロンドンで開幕した陸上世界選手権のマラソンは6日に、史上初の男女同日開催で行われる。4日、公式会見が行われ、これが日本代表として最後のレースと表明している“最強市民ランナー”川内優輝(30)=埼玉県庁=は、ここまでの調整に自信をみなぎらせた。70回に及ぶマラソン経験を武器に、男子では12年ぶりのメダルに挑戦する。

 公式会見に出席した川内は「3回目の世界選手権ですけど、今までよりはるかに順調」と、引き締まった表情で話した。気温は日中でも20度を少し上回る程度。ともに18位だった過去2回の世界選手権で暑さに苦戦した川内には、絶好のコンディションだ。「ロンドンに入っても、涼しくていい練習ができている」と、自信をみなぎらせた。

 周回コースの終盤は歴史的な建造物に囲まれ、ヘアピンカーブやほぼ直角に曲がる道が入り組み、見通しが悪く道幅も狭い。目が粗く凹凸の激しい石畳を走ることも強いられる。タフさと対応力が問われるコースセッティングだが、「テクニカルなコースだけど、他の欧州のレースではもっと酷いのがある。70回のマラソンに比べたら、大したコースじゃない」と、一笑に付した。

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