不調の萩野公介、運気も下降線?「悪いことが13個あった」

 「競泳・和歌山県選手権」(11日、秋葉山公園県民水泳場)

 世界選手権(7月、ブダペスト)のリレー代表選考会を兼ねて、男子100メートル自由形が行われ、リオデジャネイロ五輪男子400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介(22)=ブリヂストン=は、49秒91で4位。400メートル自由形は3分49秒67で1位となったが、自己ベスト(3分43秒90)には5秒以上及ばなかった。

 競泳界のエースが苦しんでいる。右肘手術から復帰した今季、得意だった自由形で思うような泳ぎができていない。「今は難しさを感じている。要因は一つじゃないし、初心に戻らないといけないと思っているが、レースになるとできなくなる。フリー(自由形)でここまで調子が悪いことは経験したことがない。正直、何が正解か分からない。すごい正念場」。不振脱却へ悲壮感を漂わせた。

 調子に比例するように“運気”も下降線をたどった。一週間前の休日には、大きな荷物を車に載せようとしたが入らず、再び階段を上って自宅に戻そうとしたところ壁に傷をつけてしまった。「ガリガリって。(部屋の)敷金が飛んだなと思った(笑)」。さらには音楽プレーヤーの紛失、財布の置き忘れなど災難が続き、「数えたら悪いことが13個あった。たたりじゃないかと思った」と苦笑いするしかなかった。

 週明けには、リオ五輪前にも高地合宿を行ったスペインのグラナダへと旅立つだけに、「一日一日全力でやるしかない。期間は短いけど、本番までに何とかする」。縁起のいい場所で完全復活を目指す。

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