白鵬1年ぶり“指定席”単独トップ 稀勢に「10日間よく頑張った」

 「大相撲夏場所・11日目」(24日、両国国技館)

 1年ぶりに“指定席”に座った。白鵬は立ち合い右で張って、瞬時に左上手を引いた。右をこじ入れ、万全の体勢を作ると、豪快な上手ひねりを見舞い、豪栄道を土俵上に転がした。

 「右も左も取りたいという思いでいきました。(上手ひねりは)反応とタイミングと足が流れたという状況。そして力とうまさがないとできない」

 支度部屋で目を閉じながら自画自賛したが、横綱の責任を果たそうという思いの表れだった。この日は稀勢の里が休場し、4横綱が2横綱になってしまった。朝稽古では「(ここまで出場を続けてきた)気持ちは分かる。10日間よく頑張った」と後輩横綱に理解を示した。

 直後の取組で無敗で並走してきた日馬富士に土がつき、全勝優勝を果たした昨年夏場所13日目以来となる単独トップに立った。史上最多を更新する38回目の優勝を手の届くところに引き寄せたが「全然(気持ちを)抑えていますよ。これからも一番一番です」。冷静に残り4日間を見据えた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス