女子78キロ超級沙羅“気功パワー”柔道GSエカテリンブルク大会出発

 柔道のグランドスラム(GS)エカテリンブルク大会(20~21日)に出場する日本代表が16日、成田空港から出発。今夏の世界選手権女子78キロ超級代表の朝比奈沙羅(20)=東海大=は「練習している足技を多く出したい」と課題を挙げた。

 国際大会2連勝中のホープが中国伝統の民間療法からヒントを得た。「疲労がピークだった」という前日、気分転換に実家近くのジムで気功を初体験。呼吸を整えて精神統一するほか、へその下部分にある丹田を意識しながらゆっくり体を動かす方法を実践した。

 「緊張などで硬くなった内蔵を自然な位置に戻すらしい。思ったより楽しくて、収穫が多かったので(試合前の)調整でもやってみようかな」。心、技、体に加えて“気”を新たな武器にする。

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