ラオウ稀勢で3連覇へ出陣 出稽古解禁!不死身の拳王夏場所出る

 「大相撲夏場所」(14日初日、両国国技館)

 左上腕部などに負傷を抱える横綱稀勢の里(30)=田子ノ浦=が6日、九重部屋に出稽古し、劇的な逆転優勝を飾った春場所以降では初めて関取衆と相撲を取った。回復に手応えを口にし、3連覇が懸かる夏場所出場は確実となった。午後には都内のホテルで横綱昇進披露宴が行われ、人気漫画「北斗の拳」の三つぞろい化粧まわしを初披露。ラオウのごとく猛々(たけだけ)しく出陣態勢が整ってきた。

 稀勢の里が満を持して部屋を出た。行く先は関取衆が多数いる九重部屋。左上腕二頭筋、左大胸筋に重症を負いながら逆転優勝した春場所の千秋楽以来となる本気の相撲。幕内千代大龍、十両千代皇を相手に16番取った。

 見守った九重親方(元大関千代大海)によると、左上腕部はテーピングで固定。右上手を取れば危なげなかったが、左の使い方は「手探りのような感じ」。千代大龍に、立ち合いから圧倒される場面もあったという。

 それでも稀勢の里は「内容は非常に良かった。基本動作をやってきたせいか、そんなに違和感なくやれた。(左腕も)非常にいい状態で(相撲を)取れた」と納得顔で話した。

 8、9日の二所ノ関一門の連合稽古への参加も明言。7日も出稽古し、平幕中位以下の力士と取る予定。その後、弟弟子の関脇高安らを相手に最終チェックする。「出るか、出ないかの状態での稽古じゃない。いい状態で出られるように場所前からやっている」と夏場所出場を見据えた。

 3場所連続優勝へ最強の“戦闘服”も届いた。人気漫画「北斗の拳」を描いた三つぞろいの化粧まわし。稀勢の里は北斗の長兄ラオウの猛々しい姿が刻まれた逸品。「いろんな人の気持ちが入り、時間も費やしてくれた。そういう気持ちを考えながらまた土俵に上がる」と、感激した。

 ラオウの選択理由は語らなかったが、贈呈した社のHPに「自分の性格的にはラオウ。孤独で強い。先代の鳴戸親方からも『孤独にならないと強くなれない』と言われていました」と話していた。孤独になり、強くなったラオウ稀勢の里はあと1週間、出陣へ牙を研ぐ。

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