稀勢の里、ラオウの化粧まわしをお披露目 横綱昇進パーティー

「北斗の拳」のラオウを描いた化粧まわしを披露する稀勢の里=東京・高輪のグランドプリンスホテル新高輪(撮影・堀内翔)
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 大相撲夏場所(14日初日、両国国技館)

 横綱稀勢の里(30)=田子ノ浦=が6日、都内のホテルで横綱昇進披露宴に出席した。会場前には横綱土俵入りの際に使用する三つぞろいの化粧まわしが新たに3セット飾られ、人気漫画「北斗の拳」の化粧まわしも初披露された。

 北斗の長兄ラオウの猛々しい姿が刻まれた化粧まわし。それを見て、満足顔で写真に収まった。主人公ケンシロウは太刀持ちの高安(27)=田子ノ浦、露払いの次兄トキは松鳳山。どれも立体的な躍動感があり、天保3年創業の宮田刺繍舗が技術の粋を結集し、2カ月半かけ作り上げた逸品となった。

 宴前に会見した横綱は「いろんな人の気持ちが入り、時間も費やしてくれた。そういう気持ちを考えながらまた土俵に上がる」と、感激しながら話した。

 大関昇進時と同じホテルでのパーティー。「非常に長かった。久しぶりを超えて忘れてしまった部分もある。応援してくれた人のおかげでここまでできた」とかみしめた。

 この日の朝は、九重部屋に出稽古に訪れた。春場所で左上腕部などを負傷し加療1カ月と診断。前日まで若い衆を相手の稽古で調整していたが、状態は上向き。故障後初めて関取衆相手に相撲を取り、好感触を得た。

 「内容は非常に良かった。一歩ずつ進んでいく。初日に向けしっかり調整したい。出る、出ないの状態で稽古はしない。いい状態で出られるように場所前からやっている」と、夏場所出場へ自らGOサインを出した。

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