リオデジャネイロ五輪陸上男子４００メートルリレー銀メダルの山県亮太（２４）＝セイコーホールディングス＝が右足首の故障のため、２９日の織田記念国際（広島市）を欠場することが２４日、関係者への取材で分かった。

　山県は桐生祥秀（東洋大）とともに男子１００メートルにエントリーし、日本勢初の９秒台を期待されていた。今後も治療を続け、５月２１日のセイコー・ゴールデングランプリ川崎（川崎市）には出場する予定という。桐生はエントリーしていない。

　山県は今季初戦だった３月のオーストラリアでの競技会で１０秒０６の好記録を出した。その後に痛みが出たそうで、関係者は「治療と練習を並行していたが、なかなか痛みが引かなかった。今シーズンの残りのことも考えて大事を取った」と説明した。