長谷川氏、王座守り続ける難しさ実感「全勝VはV15に匹敵」
「大相撲春場所・8日目」(19日、エディオンアリーナ大阪)
ボクシング元世界3階級王者の長谷川穂積氏(36)がNHK中継でゲスト出演した。
エディオンアリーナ大阪を訪れるのは昨年9月16日、世界王座に返り咲いた時以来だ。WBC世界スーパーバンタム級王座に挑み、王者ウーゴ・ルイスを壮絶な打ち合いの末、9回TKOで破り3階級制覇した伝説の一戦。半年前同様、満員の会場に興奮はよみがえり、「やりたい気持ちが出て来る。気持ちが戻ればいつでも」と“復帰宣言”まで飛び出した。
父・大二郎さんの影響で幼少期から相撲好き。小さな大横綱・千代の富士にあこがれた。この日も小兵の人気業師・宇良にくぎ付けで「すごい」と勝利に感激した。格闘家として「軽い選手はフットワーク、重い選手はパワー。相撲が歴史で重ねてきたもの」と通じるものを実感。新横綱稀勢の里には「15日間勝利することは15度防衛に匹敵する」と、王座を守り続けることの難しさに共感していた。