5月処分解除のバド桃田、今夏にも国際大会復帰へ 日本代表・朴監督も歓迎

 違法賭博問題で無期限大会出場停止処分を受けていたバドミントン男子シングルスの元エース桃田賢斗(22)=NTT東日本=が今夏にも国際大会に復帰する可能性が浮上した。日本代表の朴柱奉監督(52)が14日、全英オープンから羽田空港に帰国し、桃田の処分が5月に解除されることについて「私としてはよかったと思う。まずは桃田の動きを直接見て、協会とも話をしながらになるが、私としては早く試合に出てほしい」と歓迎した。

 国内では最短で5月27日開幕の日本ランキングサーキット(埼玉)に出場可能で、国際大会も日本協会が許可すれば、格付けの低い試合なら今夏にも自費参加での出場が可能となる。上松強化本部長は「強化と相談するが、前向きに検討したい」と話しており、朴監督が容認の意向を示したことで早期復帰への流れが加速しそうだ。

 20年東京五輪に出場するためには、19年5月から1年間の国際大会でのランキングポイントが必要になる。桃田は昨年4月に世界ランクから抹消されたため、ポイントの高いスーパーシリーズには出場できず、小さな大会に出場してゼロから稼がなくてはならない。

 現在の日本代表にとって男子シングルスは唯一の弱点。「(桃田が)カムバックできれば、男子シングルスも(上位に食い込む)チャンスがある」。1年間のブランクがあるが、一時は世界ランク2位まで登りつめた逸材だけに、「今は世界ランクもないし、チームで練習しているが、試合の経験(が必要)。国内でも国外でもどんどん試合に出た方がいい」と、早期復帰を後押しする考えを示した。

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