日本のバレーボールをけん引したアタッカーの真剣勝負が終わった。今季のプレミアリーグ限りでの引退を表明していた東レの木村沙織選手(30)が5日、プレーオフの2次リーグ最終戦に臨み、敗退が決定。有終の美を飾ることはできなかった。
1-2の第4セット途中に両脚がつって交代。トレーナーにケアしてもらいながら、仲間に声をかけ続けた。だが「最後にもう一度コートに立てるように」との願いはかなわず、敗戦の瞬間はコートの外で迎えた。
2012年ロンドン五輪で銅メダル獲得に貢献し、リオデジャネイロ五輪では日本の女子バレーボールで初となる4大会連続出場を果たした。