貴景勝 芦屋育ちの“坊ちゃま力士”がトークショー

 大相撲の幕内貴景勝(20)=貴乃花=が1日、大阪市内で春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)に向け、トークショーに参加した。兵庫県芦屋市出身で準地元場所。MCから“お坊ちゃま”育ちを問われたが、「芦屋でもいろいろありますから」と観客を笑わせた。

 スパルタの父から教わり、小学生時は極真空手に打ち込んだ。だが全国の決勝で“不可解な判定”で敗れたことで「審判のいる競技はやりたくない。一瞬で誰が勝ったか分かる競技がしたい」と、相撲一本に転向した。その決勝の舞台が春場所のエディオンアリーナ大阪(当時は大阪府立体育会館)で「思い入れがある」と語った。

 小学低学年時は運動神経抜群で俊足。クラス内で「太ってもないし、ちやほやされていた」と言う。しかし相撲を始めた小4で40キロだった体重は小5で50キロ、小6で70キロと巨体化。「小学生の20キロはでかい。回りは『どうしたん?』って。足も遅い部類になった」と、幼少期の“トラウマ”を振り返った。

 埼玉栄高で厳しい環境で一気に飛躍し、高校7冠に輝いた。しかし、修学旅行も「旅行で5日も休んだら、弱くなるよ」と、言われ稽古に明け暮れた。おまけに男女共学ながら、同じクラスには柔道女子の猛者ばかり。「でかーって」と、甘い思い出のない高校生活だった。

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