池江が日本新記録でV 新技・ノーブレ初解禁に手応え

 「競泳・コナミオープン」(18日、東京辰巳国際水泳)

 女子50メートル自由形は、リオデジャネイロ五輪代表の池江璃花子(16)=ルネサンス亀戸=が24秒48の日本新記録で優勝した。自身が持つ記録を0・19更新した。男子400メートル個人メドレーはリオ五輪銅メダルの瀬戸大也(JSS毛呂山)が4分11秒37で制し、女子400メートル個人メドレーは大橋悠依(東洋大)が4分35秒35で優勝した。

 呼吸を止めて24・48秒、池江がゴールにタッチした。一度も息継ぎをしないノーブレスを実戦で初解禁。あまりの苦しさに、コースの中心から大きくずれながらも必死に対岸に到着。日本記録をまたも塗り替え「正直ノーブレはできないかと思っていたけど、結果が出てよかった」とほほえんだ。

 現在5種目で日本記録を持つ16歳だが、専門とする短距離自由形&バタフライは世界との差は大きい。東京五輪で金メダルを目指す上で、着手してきた課題の一つがノーブレだった。指導する村上二美也コーチは「練習したことをようやく達成してくれた」とえびす顔。苦手意識のあった池江に世界記録保持者の映像を見せて納得させたという。

 池江も「ノーブレは慣れだと思うし、どんどんチャレンジしたい」と“新技”に手応え。短距離エースとして「日本だけじゃなく世界で戦えないといけない」と、さらなる進化を誓った。

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