宮原、疲労骨折で四大陸&アジア大会欠場 全治4週間…世界選手権はぶっつけ

 日本フィギュアスケート界に激震が走った。日本スケート連盟は7日、全日本選手権を3連覇中の宮原知子(18)=関大=が左股関節疲労骨折で16日からの四大陸選手権(韓国・江陵)と23日からの札幌冬季アジア大会を欠場すると発表した。全治は4週間。四大陸選手権大会には本郷理華(20)=邦和スポーツランド=が、冬季アジア大会には坂本花織(16)=神戸FSC=が代替出場する。

 フィギュア女子のエース、宮原が無念の2大会欠場を決断した。6日夜に辞退を連絡。左股関節の痛みは昨年末からあり、最近は練習を制限していたという。連盟を通じ「ご心配とご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございません」と謝罪。「今は加療に専念し、世界選手権でしっかりとした演技が出来るよう体調を整えたいと思います」とコメントした。

 しかし状況は厳しい。3月29日開幕の世界選手権(ヘルシンキ)出場を目指すとしているが、100%の状態で試合に臨めるかどうかは不透明だ。同大会は18年平昌五輪の国別出場枠が懸かる重要な位置づけだ。

 日本は3大会連続で「3枠」を確保してきたが、宮原以外の樋口新葉(16)=東京・日本橋女学院高、三原舞依(17)=神戸ポートアイランドFSC=ともに世界選手権は初出場。GPファイナル2年連続銀メダルのエースが万全でないとなれば、3枠確保に黄信号がともる。

 仮に2枠となれば、国内の代表争いは今以上にし烈を極める。樋口、三原に加え、今季の日本選手権では12位と沈んだ浅田真央や、同4位に食い込んだ本田真凜も平昌五輪を目指して来季に照準を合わせている。女子フィギュア界の可能性を広げるためにも、1日も早い回復が待たれる。

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