間垣親方死去 モンゴル勢、時津風部屋の後輩たちが早すぎる別れ惜しむ

 大相撲の元小結時天空の間垣親方(本名・時天空慶晃、モンゴル名アルタンガダシーン・フチットバータル)が悪性リンパ腫のため31日に死去した。訃報に接したモンゴル出身や、母校・東農大の後輩たちは、37歳との早すぎる別れを惜しんだ。

 モンゴル出身の幕内千代翔馬は「優しくて、間違ったらちゃんと言ってくれる先輩だった。昨年9月場所で会った時は『強くなったな』と言ってくれた」と間垣親方との思い出を明かした。同郷の十両旭秀鵬は「さみしい。両親、妹さんみんな知っているから、言葉が出なかった」と絶句。十両青狼も「親同士が知り合いで、モンゴル相撲から教えてもらった。秋場所で会って『頑張って稽古しろ!』って言われた。だいぶ良くなっていると思っていたのに…」と言葉を失った。

 東農大、そして部屋の後輩でもある関脇正代は「ずっと苦しんでいらしたので、休んでもらいたい。きれいな顔で帰ってきた。呼んだらすぐに目を覚ますんじゃないかと思うくらい」と、先輩の死が信じられない様子。同じく東農大から時津風部屋に進んだ十両小柳は「普通の人なら、こんなに長い間は耐えられない。強い人だと思う。相撲に真しに取り組んだ思いを僕らがつなげていきたい」と、故人の思いを受け継ぎ、相撲道を歩んでいくと誓った。

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