池江200メートル自由形 自身初日本新記録!自己ベスト1秒以上更新

 「競泳・東京都選手権」(28日、東京辰巳国際水泳場)

 女子200メートル自由形で、リオデジャネイロ五輪代表の池江璃花子(16)=ルネサンス亀戸=が、五十嵐千尋(日体大)の記録を0秒85更新する1分56秒33の日本新記録をマークして優勝した。池江の日本記録は自由形の50メートル、100メートル、バタフライの50メートル、100メートルと合わせて5つ目。100メートルバタフライも56秒89で制した。男子は瀬戸大也(JSS毛呂山)が200メートル自由形を1分48秒55で、100メートルバタフライも52秒71で制した。

 日本女子短距離のエース、池江が200メートルでも強さを発揮した。自己ベストを1秒以上縮める快泳で、自身5種目目の日本新記録を樹立した。

 年末年始に行った初のメキシコでの高地合宿を経て、血液中の赤血球が2割増加するなどスタミナがアップした。「帰国後も限界まで追い込めたのが結果につながった。苦手種目だったけど、練習でも意欲的に取り組めた」と胸を張った。

 同い年の卓球女王に刺激を受けた。先週行われた卓球の全日本選手権では、女子の決勝前日に平野美宇(エリートアカデミー)を激励。「美宇ちゃんがしっかり頑張ってくれたので、私も同い年としてしっかり戦っていかなきゃいけないと思った」と優勝に発奮した。競技は違えど、互いに競い合いながら、東京五輪に向けて共闘する。

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