テニス全米OPダブルス覇者 加茂公成氏が死去

 テニスの1955年全米ダブルス選手権男子(現在の全米オープン男子ダブルス)で宮城淳氏とペアを組み、戦後の日本男子唯一の四大大会制覇を成し遂げた日本テニス協会顧問の加茂公成(かも・こうせい)氏が6日午後9時20分、心筋梗塞のため死去した。日本テニス協会が12日、発表した。84歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者で行った。

 有名選手を輩出した加茂一家の次男で早稲田大出身。攻守に重厚なテニスで「宮城・加茂時代」を築いた。55年の国別対抗戦デ杯東洋ゾーン決勝で難敵のフィリピン相手に2勝を挙げ、日本を初優勝に導いた。

 同年の全米ダブルスで日本勢初制覇を達成。日本男子の四大大会タイトルは34年ウィンブルドン選手権混合ダブルスの三木龍喜氏以来の快挙だった。全日本選手権では男子シングルスで2度、男子ダブルスで3度、混合ダブルスで4度優勝した。デ杯の日本代表監督も務めた。

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