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宮原日本のエースだ!狙って獲った3連覇「すごくうれしい」

 華麗な演技で優勝を果たした宮原知子
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 「フィギュアスケート・全日本選手権」(25日、東和薬品ラクタブドーム)

 女子フリーが行われ、GPファイナル2位の宮原知子(18)=関大=がフリー138・38点の合計214・87点で大会3連覇を達成した。女子の3連覇は06年から4連覇した浅田真央以来。樋口新葉(15)=東京・日本橋女学館高=が2位、三原舞依(17)=神戸ポートアイランドク=が3位となり、世界選手権などの代表に内定した。世界ジュニア女王の本田真凜(15)=大阪・関大中=はフリー5位の演技でジュニア勢最高の4位となり、連覇が懸かる世界ジュニア選手権代表に内定した。元世界女王の浅田真央(26)=中京大=は12位に終わったが、現役続行の意思を示した。

 勝つべくして勝ったことに意味がある。宮原が全日本選手権3連覇を達成。SP、フリーともに1位。国内敵なしともいえる貫禄の優勝だ。「全体的に思いっきりがなかった」と笑顔こそなかったが、「悔しい思いはあるけど、3連覇することができたのでそれはすごくうれしい」と勝利の味をかみ締めた。

 3回転の連続ジャンプで着氷が乱れ、「勢い余ってしまった」。その後はしっかりと得点を伸ばす強さを見せ、2位の樋口とは合計で15・38点差をつけた。しかし宮原にとって重要なのは「どれだけ自分の演技ができるか」。自己ベストよりも5点近く低い点数を手放しで喜べなかった。

 ただ、勝つ過程に収穫はあった。「3連覇はしたいけど、考えすぎるとうまく気持ちを持っていけなくなる」という宮原に対し、浜田美栄コーチはフリーの演技の直前、あえて宮原に「(優勝を)狙っていきなさい」と伝えた。「勝ちたいと思ってしまうもの。狙って勝てる位置で、狙っていい演技ができるように」と同コーチ。

 コンディションも決して万全ではなかった。NHK杯、GPファイナル、この全日本と続く3連戦。GPファイナル途中から左足の付け根に違和感があり、帰国後は痛みに変わった。軽い筋膜炎との診断を受けたが精密検査に異常はなく、診断結果は「疲れ」。今も痛みは続く満身創痍(そうい)の状況の中、優勝への意地を見せた宮原に対し、浜田コーチは「まだまだだなと思った。もっと強さがほしかった」と厳しいが、その表情は明るかった。

 これで3月の世界選手権の代表に内定。2月は四大陸選手権、冬季アジア大会と試合が続く。「自分らしい演技ができるよう、もっともっと頑張りたい」。控えめで愚直な日本のエースは、平昌五輪を見据えて走り続ける。

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