真凜ジュニア最高順位4位 世界ジュニアの切符を確実に

 本田真凜の応援に駆けつけた望結(左)と紗来
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 「フィギュアスケート・全日本選手権」(25日、東和薬品ラクタブドーム)

 女子フリーが行われ、世界ジュニア女王の本田真凜(15)=大阪・関大中=はフリー5位の演技でジュニア勢最高の4位となり、連覇が懸かる世界ジュニア選手権代表に内定した。

 インフルエンザでジュニアグランプリ(GP)ファイナルを欠場していただけに「まずホッとした」と胸をなで下ろした。「ミスを引きずらずに、最後まで気持ちを込めて滑るという目標が達成できた」と自らに及第点を与えた。

 「後半にコンビネーションをつけられたのは自分でもびっくりした」。序盤の3回転からの連続ジャンプに失敗し、1回転フリップにしてしまった。しかし、基礎点が1・1倍になる後半以降に3連続ジャンプや3回転-3回転を急きょ組み込み、見事にリカバリーした。

 この日は妹で女優の望結(12)が、末妹の紗来(9)とともに今大会初めて会場に駆けつけた。病み上がりでの大舞台を前に、「妹たちは自分を信じて頑張ってと言ってくれた」という。

 「今の自分にできることができたので、次につながると思う」。家族の絆で乗り越えて手中にした世界ジュニアの切符を、真凜は力強く握りしめた。

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