人身事故のバレー中垣内氏にけん責処分、代表監督就任は既定通り

 日本バレーボール協会は13日、都内で理事会を行い、11月に広島県内で人身事故を起こした中垣内祐一氏(49)について、けん責処分を課すことを決定した。中垣内氏は、来年から男子日本代表の監督に就任することが内定しているが、既定通り就任する見込み。

 日本協会の林孝彦事務局長は「事故に対するコンプライアンス委員会からの報告に基づいて、(中垣内氏が)代表監督に内定している人物に鑑み、処分が必要と判断した。ただ警察の捜査は続いているので、もし、また新たな事実が出てくれば新たな処分が必要となる」と話した。

 事故は11月9日、所属先の堺の業務で、大阪府内から島根県に向かう途中の中国自動車道で、工事規制中の警備員の男性をはねて負傷させた。中垣内氏は同11日に「日本代表チームの監督に内定している指導者として、極めてあるまじき事故だったと深く猛省している」と謝罪していた。

 中垣内氏は現役時代に日本代表のエースとして活躍し、92年にバルセロナ五輪に出場した。引退後はプレミアリーグ男子の堺で監督、部長を歴任。2011年には男子代表コーチに就任したが、自身の不倫問題が明らかになり、口頭処分を受け、13年1月をもって退任した。以降約3年間はコートを離れ、社業に専念していたが、来年4月からの男子代表監督就任が決まり、「(不倫騒動で)バレーボール界に迷惑をおかけしたが、再び東京五輪に向けて挑戦できる」と再出発を誓っていた。

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