宮原知子、生きた新武器“表現力” バレエで強化、浜田コーチ「強い女性演じられる」

表現力豊かな滑りをみせる宮原知子=真駒内セキスイハイムアイスアリーナ
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 「フィギュアスケート・NHK杯」(26日・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)

 女子フリーが行われ、SP3位の宮原知子(関大)が、133・80点(SP64・20点)、合計198・00点で2位に入った。この結果、シリーズ上位6人が出場できるGPファイナル(12月9日開幕、マルセイユ)出場を決めた。日本選手の出場は16大会連続となる。

 SPでは指導する浜田美栄コーチが「ビックリした」というほど久々に転倒した宮原。「少し考えすぎた」と慎重になったジャンプは回転不足も出たが、今季の宮原はジャンプの安定感だけではなかった。表現力を示す5項目の構成点では、8点台中盤から後半を並べ、自己ベストの69・16点をマーク。大きく得点を稼いだ。

 シーズンオフから世界的バレリーナの吉田都さんにバレエのレッスンを受けるなど課題の表現力の強化に取り組んできた。普段はシャイな18歳だが、浜田コーチは「綺麗なだけじゃなく、戦う強い女性を演じられるようになった。自分が出せるようになってきた」と、その成長ぶりに目を細めつつ、「カラオケはまだ行けないんですけど」と、笑った。

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