GPSスケートカナダ一夜明け 羽生フリー1位「光見えた」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦、スケートカナダで2位だった男子の羽生結弦(21)=ANA=が一夜明けた10月30日、ミシソーガの試合会場で報道陣の取材に応じた。フリーだけならトップで「光がちょっと見えた」と手応えをのぞかせた。
ショートプログラム(SP)では4回転ジャンプを2度とも失敗し、4位と出遅れ。4回転ループも成功させることができなかったが「この悔しさを原動力に、体に気をつけながら練習していければいい」と25日開幕のNHK杯を見据えた。
この日のエキシビションは「自分の思いをすごく乗せることができる」という新演目を披露。かつて浅田真央(中京大)を指導したタチアナ・タラソワ氏からプレゼントされた曲「ノッテ・ステラータ(星降る夜)」をしっとりと演じた。
女子でSP5位から巻き返して3位となった宮原知子(18)=関大=も「NHK杯はSPからやりきるように、思い切っていくしかない」と次戦への意気込みを口にした。