真央、GPへ「やるべき事やる」 左膝不安でトリプルアクセルは回避
「フィギュアスケート・スケートアメリカ」(21日開幕、シカゴ)
フィギュアスケートの元世界女王、浅田真央(26)=中京大=は昨季から痛めている左膝の不安を抱え、21日(日本時間22日)にシカゴで開幕するGPシリーズ第1戦のスケートアメリカに臨む。代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は回避するが「今はアクセルだけではない。今自分がやるべき事をやっていければいい」と意気込む。
20日の公式練習ではルッツやフリップの3回転ジャンプで何度も失敗した。ジャンプが完調ではない状態で、スピンやステップを「(最高難度の)レベル4を全部取れるようにやる」と強調。上旬のフィンランドでの今季初戦を終え、トロントの振付師の元へ向かって修正を図った。
最終目標の平昌五輪まで1年半を切った。「昨季以上にやる気は出てくると思う。今季も自分の全力を出してやっていきたいし、来季もさらに加速していけたらいい」と、先を見据えた。