春日山部屋力士「師匠辞任勧告」撤回訴える 在籍23人中11人が賛同

 大相撲の春日山親方(元幕内浜錦)が、日本相撲協会から春日山部屋の師匠としての辞任勧告を受けたことに対し、同部屋の幕下力士、水口と萬華城が18日、川崎市内で記者会見を開いて勧告撤回を訴えた。

 勧告受諾の可否について回答期限は19日午前。受諾の場合、力士らは追手風部屋へ移籍する予定。9月の秋場所時点で力士23人が在籍し、11人が撤回の嘆願書を記した。移籍に同意している力士もいる。水口は「納得いかない。今の環境で相撲が続けられるように撤回してほしい」と述べた。

 春日山親方は先代親方と係争中の年寄名跡証書を現時点で所有していないことや、協会の調査で9月の秋場所中に部屋を訪れていないことが判明し、不適格と判断された。

 力士の異例の会見に、春日野広報部長(元関脇栃乃和歌)は「納得がいかない。勧告は最高意思決定機関である理事会で決まったものだ」と不快感を示した。

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