WADA、ドーピング改革案歓迎 IOC提示に

 【ロンドン共同】世界反ドーピング機関(WADA)は8日、五輪サミットで国際オリンピック委員会(IOC)から提示された、より透明性の高い検査システムの構築と態勢強化に向けた改革案に対し「クリーンなスポーツ界の強化を目指す建設的な提言を歓迎する」との声明を発表した。

 リオデジャネイロ五輪前に発覚したロシアの国家ぐるみのドーピングを踏まえ、WADAは2018年平昌冬季五輪までに国際競技連盟(IF)から独立した形の新たな検査システムを目指す。違反者摘発を調査する権限強化や財政基盤の確立、各国の反ドーピング機関を監督する役割も求められている。

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