「大相撲秋場所・13日目」(23日、両国国技館)
単独トップを走る大関豪栄道が横綱日馬富士を首投げで破り、自己最多、無傷の13連勝に伸ばした。優勝争いは2敗を守った平幕遠藤と2人に絞られた。初優勝は14日目、玉鷲に勝てば決定。遠藤が高安に敗れた時点でも決まる。
頭で当たって、低い姿勢の横綱に攻め込まれた。土俵際、瞬時に左にまわってこらえ、起死回生の首投げが見事に決まった。
「必死でした。褒められた技じゃないけど、きょうに関してはよしとしないと」と、興奮気味に語った。
前日の鶴竜に続き、横綱を連破し、悲願に王手。「集中して気合入れてやるだけ」と気持ちを高ぶらせた。