今秋のプロ野球ドラフト会議で目玉選手と目される創価大の田中正義投手が10日、さいたま市内で行われた東京新大学野球リーグの高千穂大戦に先発し、8回2安打1失点で7三振を奪った。今春右肩を痛め、公式戦は約4カ月ぶりだったが多くのスカウトが見守る中で最速153キロを出した。試合は6-2で勝った。
四回まで走者を許さなかった田中は五回に初安打を浴び、六回に失点した。自己評価は「切れがなく、全体的に良くなかった」と低かったが「次につながった」と復帰した安堵感も口にした。視察した巨人の堤辰佳ゼネラルマネジャー(GM)は「レベルは最上位、即戦力級」と高く評価した。