【リオデジャネイロ共同】国際オリンピック委員会(IOC)の理事が関与したとされるリオデジャネイロ五輪の入場券不正転売事件で、ブラジルのメディアなどは7日までに、警察当局がIOCのバッハ会長を証人として聴取する方針だと伝えた。ただ、バッハ氏が転売について知っていたとの証拠はないという。
バッハ氏は、先月死去したワルター・シェール元西ドイツ大統領の国葬出席を理由に7日のリオ・パラリンピック開会式への参加を取りやめており、聴取の見通しは立っていないもよう。
IOC側は、バッハ氏は入場券の分配には関与していないとしている。