【リオデジャネイロ共同】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は1日、リオデジャネイロで開かれた総会の開会式であいさつし、国ぐるみのドーピングを指摘されたロシアの五輪参加を条件付きで認めたことに「真実と証明されればスポーツと五輪への前例のない攻撃だ」と危機感を示した上で「まだ調査が残る段階で無実を立証する機会を与えられた選手の権利を奪えない」と正当性を強調した。
ロシアの全面排除を見送った決定に「弱腰」との批判も出ているが、「政府の不正に関与していない人間を処分できない。この決断は公正であり、政治から独立している」と訴えた。